2013年1月31日木曜日

人材育成には3つの教育がある


人材育成について

新年度になると、電車に乗っていると明らかに新入社員らしい人達をみかけます。これから新人教育を受けに行くような感じでした。早く先輩と肩を並べて仕事ができるよう頑張ってほしいと思います。

今日は人材育成について考えたいと思います。会社の中には色々な教育がありますが、私は3つの教育があると思っています。

1.OFF THE JOBトレーニング
基本的に座学で集団で教育を受ける研修です。
財務会計、人事労務、営業管理、マーケティング、生産管理等の専門的なものからコミュニケーション、コーチング等のソフト的な研修、また、部長、課長向けに管理者研修があります。
中小企業では中々体系的に教育は出来ませんが、中堅、大企業では人事等級別に研修を体系的に実施しています。

2.ON THE JOBトレーニング
実務をしながら上司、先輩が教育を実施します。本来、このトレーニングも教育メニューをきちっと作って実施しないとだめなんですが、OJT教育したという名前だけの会社も良く見ます。

3.ON&OFF THE JOBトレーニング
実務とは別に色々な改善プロジェクト活動を実施しながら、違った切り口で仕事を分析し、業務を改善していく中で人材教育を実施します。

「OFF THE JOBトレーニング」で基本的仕事の知識を理解して、その知識を持って、「ON THE JOBトレーニング」の実践で身につけ、「ON&OFF THE JOBトレーニング」で磨きをかけるという事かなと思います。

我々は仕事柄、座学の研修、改善プロジェクト活動をお手伝いする事が多々ありますが、この3つの教育がうまく連携できて、人材が人財に変えられるのと思います。

経営資源は人、もの、資金、情報、技術とよく言われますが、結局、最終は経営は人なりとよく言うように、人材が最も重要で、この人材教育に継続的に投資をする企業が最終的に成長すると最近つくづく感じます。

http://www.a-and-m.biz/menu2.html



2013年1月26日土曜日

日本の製造業が元気になるモノ造り(2/14・大阪)セミナー



「日本の製造業が元気になるモノ造り」


〜韓国、中国メーカーの経営指導を実際に担当した現役コンサルタントが勝因分析に基づいて、日本の中堅・中小製造業の勝ち残り方を語る〜


<概要>

日本の製造業は、2000年代に入り韓国・中国メーカを中心とした新興国の成長、激化する円高など、大きな構造改革の真っ只中にあります。そこで、韓国、中国メーカーの経営指導を実際に担当した、現役コンサルタントが、勝因分析に基づいて、日本の中堅・中小製造業の勝ち残り方策を講演いたします。


2013年2月14日(木)13:00~15:00
会場:メルパルク大阪 5階 カナーレ




2013年1月24日木曜日

コミュニケーションについて


最近、部下とコミュニケーションが取れない悩みを良く聞きます。

我々の業界でもコミュニケーション研修の依頼が増えているようで、私なりにこの要因を考えてみました。

要因1.パソコンの普及により全てメールでやり取りしているので顔を見ながら話をする機会が減った。

要因2.経営の効率化を追求するあまり、会社の中で社員旅行、運動会、親睦会等の自然にコミュニケーションが取れるフォーマルな場がなくなった。
私も前職の自動車メーカにいた時代は工場で地域の人に開放した夏祭り大会があり、金魚屋さんの店長を何回かしました。このイベントで組織と組織外のみんなと非常に仲良くなった記憶があります。

要因3.仕事を終わってから飲み会等で仕事の愚痴を言ったり、組織の壁を飛び越えて仕事の内容を真剣に議論をする機会が減った。
皆さんお酒を飲まなくなって、いわゆるノミニケーションが減ったのかなと思います。
幸い、当社ではノミニケーションが昔のようにとっても盛んです。

車で通わず、会社がある23階のビルの地下に飲み屋さんがいっぱいある事も影響していると思いますが。

飲み会が好きな私の個人的意見ではノミニケーションはとっても有効な手法だと思います。

是非、皆さんも積極的にトライしてみてください。

2013年1月20日日曜日

マネジメントの目的、定義、機能



マネジメントの目的、定義、機能について考えてみたいと思います。


1.目的
 複数の組織メンバーを、経営目的に沿って導く事により、効果的に経営 
 目的を達成する事

2.定義
 事前に問題を予測して、対策を実施する事

3.機能
 PLAN(計画)⇒DO(指示)⇒CHECK(評価)⇒ACTION(対策)を回す事


企業の組織が複数の人材で構成される様になると、ベクトルを合わせて組織の目的、目標を達成する為に、事前に問題を予測して、対策を実施するPDCAサイクルを回すマネジメントが必要になります。

ところがコンサルティング現場では、意外に、このPDCAサイクルを上手く回す事が出来ず、PLANだけでDOができていない、CHECK・ACTIONができていない等の場面をよく見ます。一見簡単なようで奥が深いPDCAサイクルです。皆さんの職場のPDCAサイクルが適切にまわっているか是非確認してみてください。




2013年1月11日金曜日

巳年は何かが起こる



明けまして、おめでとうございます。
本年も、よろしくお願いします。


今年の干支は巳年です。過去から、この巳年は何かが起こるといわれています。

過去を振り返ってみると


1905年の巳年   日露戦争中、ロシアのバルチック艦隊を日本海軍が撃破した年。

1917年の巳年  ロシアで共産主義革命、今までとは全く違った国家体制が生まれた政治的大事件発生。

1929年の巳年   大恐慌の発端の年、経済的大事件発生。

1941年の巳年   日本軍による真珠湾攻撃。これを契機に太平洋戦争が勃発。

1953年の巳年   スターリンが死亡、そして株の暴落。

1965年の巳年   アメリカが北ベトナムを空爆し、ここからベトナム戦争発生。

1977年の巳年   第2次石油ショック発生。

1989年の巳年   6月4日に天安門事件が起こり、11月9日にベルリンの壁が崩壊。

日本では昭和天皇が崩御、昭和から平成へ。昭和天皇、手塚治虫、松下幸之助、美空ひばりなど、各界の超一流の人物が相次いで亡くなる。日本経済は1989年がバブルのピーク。それ以降バブルが崩壊し、「失われた20年」へ突入。


2001年の巳年   9月11日にはニューヨークでの航空機テロという大事件が発生。


確かにいずれの年をとっても、過去の巳年は変化が多い年でした。


私は1977年のオイルショックの時に大学を卒業、自動車メーカに就職し、1989年のバブル崩壊の1年後の1990年に転職して、経営コンサルタントになりました。巳年の年に人生の転機を迎えている様な気がします。


2013年はすでに民主党から自民党に政権が交代して、阿部政権がデフレ環境を脱却する施策を取ろうとしています。変化が大きくても、良い変化の巳年になればと思います。

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